現代社会

流行語大賞にもなった#KuToo(靴)の意味や読み方を解説

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流行語大賞にもなった#KuToo(靴)の意味や読み方を解説
「2019年の流行語大賞にノミネートされた#KuTooって何のこと?なんて読むの?」

このような疑問に答えていきます。

この記事の作者も2019年はSNSで様々なムーブメントを目にしましたが、
一段と注目されていたのが#KuToo運動でした。

流行語大賞にもなった#KuTooの読み方は?

#KuToo(クートゥー)と読みます。 靴と苦痛を掛け合わせた造語のようです。

#KuToo運動ってどんなムーブメント?

みなさんは#MeToo(ミートュー)運動はご存知でしょうか?
#KuTooも#Metooの延長戦にあるムーブメントと言って良いと思います。
どちらも女性特有の生きづらさから女性を解放しよう!と言ったテーマを扱っています。

きっかけは、2019年1月24日、グラビアアイドルでライターの石川優実さんがTwitterにおいて、
次の発言をしました。

この発言のリツイート回数が数千回に及び、また、ほかの女性たちから足や背中の痛みを訴えるコメントが寄せられる様子を見た石川さん。
さらにTwitterでは素敵なハッシュタグを考えたよ!という人も現れます。

このように一気にムーブメントが盛り上がる中、石川さんは特定の種類の靴を着用することを女性に義務づけている企業について、
これを禁止するよう厚生労働省に求めるための署名をChange.orgで募りました。

#KuToo 職場でのヒール・パンプスの強制をなくしたい! | Change.org

賛成・反対の意見

#KuTooに関して言及しているTwitterのツイートをまとめました。

賛同する意見

批判する意見

記事の作者はTwitterで#KuTooと検索して、批判ツイートを探したのですが見つかりませんでした。
理由として考えられるのは、

  • この運動が嫌いな人はそもそもムーブメントに興味をもつきっかけがない
  • 批判をするツイートはあるのですが、#KuToo運動への批判ではなく、それに賛同する人々に対する批判だった

賛成・反対どちらの意見もあって当然なのですが、SNSでは真っ当な議論がされていないようでした..。

#KuToo運動に積極的に参加した著名人

#KuToo運動に対し積極的に発信を行なっている著名人を紹介します。

石川優実さん

#KuToo運動の発起人。
2019年にはその発信力で英BBC100Womenに選出されます。

また、書籍を出版するなど積極的に活動しています。

田嶋陽子さん

日本に置けるフェミニストのパイオニアである田嶋陽子さん。
文春オンライン記事によると1985年に「自分の足を取りもどす」という文章を書いていたようです。
「自分の足を取りもどす」全文PDF | 田嶋陽子オフィシャルウェブサイト
ハイヒールを脱いで自分に合った靴を探すことで、男文化による抑圧からも解放される過程が、田嶋さん自身の体験として書かれています。

上野千鶴子さん

上野千鶴子さんは、東京大学教授です。
東京大学の入学式でも登壇し、フェミニズムに関する発言をしたことで話題となりました。
その内容は女子学生の置かれている現実や上野さん自身が女性学のパイオニアとしてどのように活動しているのか。
また、東京大学は変化と多様性に拓かれた大学だということをアピールしています。
平成31年度東京大学学部入学式 祝辞 | 東京大学

#KuToo運動に関して、上野さんはこのような発言が話題になりました。

上野さん自身、外反母趾などでハイヒールを履くのが苦痛だった体験が記されていますが、
最後の「野蛮だと思う。」を見て批判する人が多い印象でした。

#KuToo運動に対する海外の反応は?

海外でも、昔からkuTooと同じような動きがありました。
ざっとハイヒールの歴史をまとめました。

  • 16世紀: ペルシア帝国では、騎兵隊の男性兵士たちがハイヒールを着用していた。
  • 18世紀のヨーロッパでは、男性と女性の両方がハイヒールを着用していたがフランス革命により、ハイヒールを履いたマリー・アントワネットがギロチンで処刑された後、ハイヒールは時代遅れのファッションとなった。
  • 20世紀: もっぱら「女性の靴」であると考えられた。
  • 1970年代や1980年代: 、ハイヒールは女性の勤務用の服装として重要な部分を占めるものであると認識されていた。
  • 2015年: カンヌ国際映画祭において、ハイヒールを履いていなかった女性たちが入場を拒否されるという事態が発生した。映画祭側は謝罪。
  • 2016年: ニコラ・ソープ(英語版)はプライスウォーターハウスクーパースに受付係として採用されたが、勤務初日にハイヒールを履いていなかったことから帰宅を命じられた。彼女は、職場でハイヒールの着用を義務づけられていることに抗議する署名を募り、約150,000人が賛同した。
  • 2017年: フィリピンとブリティッシュ・コロンビア州において、職場で女性にハイヒールの着用を強制することを禁止する法律が立法された。

法律ができた国もあるようです。

また、#KuTooが#MeToo運動の名残を持っている点や、#KuToo運動発起人の石川さんが世界の100人の女性に選ばれたことも
世界中が#KuToo運動に興味を示していることを表しています。

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